セッターのいいトスとは?
セッターは9人制のママさんバレーにおいても、コートの中で一番ボールを触るポジション。
試合中にサーブレシーブが正確に返ってくるとはかぎりませんが、邪魔されることはないので、セッターの好きなところにトスをあげることができます。
では、セッターのいいトスとはどんなトスでしょうか?やはりアタッカーがスパイクを打つポイントがたくさんあるトスです。
たとえサーブレシーブが乱れても、冷静に判断して正確なトスをあげることができれば、チームの戦術を忠実に行うことが出来て、アタッカーの持ち味が最大限に発揮させることができます。
当然、トスを上げられる選手が多くいるほど攻撃の幅も広がります。ときには、ボールを追いかけて走りながらトスを上げる場面もあるでしょう。
セッターがどうしてもトスを上げられない状況もあるので、誰もが第二のセッターの気持ちで普段から二段トスを練習しておくと良いですね。
その際、オーバーでトスを上げる場合はどのような状況でも、全ての指の第二関節あたりまでボールに触れるような手捌きが大事。
そうすることでボールコントロールが良くなります。良く言われるのがバスケットボールのチェストパスをする要領で、腕を上に持ってくる感じです。
また、セッターは一定のフォームでいろいろな角度でトスを上げられるようにしておくことで、相手ブロッカーを惑わすことが出来ます。
それには、肘が肩よりも上にある状態でボールをとらえることがポイントです。そうすればオープンはもちろん、バックにもトスを上げることができるからです。
ママさんでも基本のトスのフォームをしっかり身につけていれば、ボールの高さを引くめにするセミクイックトスだったり、トスのスピードが速い平行やクイックトスをあげて、自由自在に攻撃を仕掛けることが出来ます。
ただ、セッター練習は「質」が求めれると思うので、やはりしっかりしたセッターを教える技術を持った指導者に教わるか、あるいはDVD教材などで見てコツやポイントを押さえて練習をするようにしたほうが、結果的には個人の上達やチームが強くなる早道かもしれません。